9月になりましたね。

さらに大事故による後遺症が完治した等々の功徳体験はその跡をたたない。
そのほか「妙とは不可思議」と言われるように、ありえないほどの不可思議な利益が続出しています。

これは、ご本尊の功徳が法界（この世界全体）に遍満し、その真理が虚空に通じているから、題目を唱えるとき、その人の命に功徳が冥合（みょうごう）するのです。

人の命は本来、不可思議です。
しかし、題目をしらなければ、その命が不可思議の功徳も生じません。謗法（ほうぼう）によって悪業が生じ、悪業によって苦が生じます。

あらゆる体の不調も、医師も望みを絶つ難病も、知らず知らずに過去に犯した法に背く罪によって出来ています。

その流れのままでは、あくまで苦の命です。

妙法を行ずるとき、その苦の命が一転して不可思議の功徳を生じます。

人は、自分で勝手に作った浅い常識・知識の中で生きて、小さな善を積み、大きな愚を犯しながら生きている人ばかりです。
それでは、真実にたどり着くことはないでしょう。

人生の様々な宿業と出会いのなかにあって、その生存中に種々の不足、不満、不幸が訪れ、そのなかに埋没しつつある人もおおいでしょう。

しかし、ご本尊を信じ題目を唱えるとき、冬のような厳しい人生が春の温かい幸福な命となります。

その変化は内からでもなく、ただ妙法の功徳であり、またその功徳が外からも内からもあらわれて、真の喜びと幸せを生じるのです。

夫婦関係、家族関係、友人関係、職業関係の種々の人間関係による様々な不信、反感、冷酷等の悪に軽蔑、嫉妬等々の苦しみも多く、

また通常の人間関係より落ちぶれて、人生の闇をはうような人々の悩み、悩みを悩みと思わない衰退した心の姿等、世の苦悩は計り知れません。

しかし、真剣にお題目を唱えていくとき、その冬の人生は必ず春と開いていくのです。

「仏法の正義」は、そのあり方が現実の証拠としてあらわれることが最も重要であると、日蓮大聖人は言われておりますし、その身をもってあらわしていますが、

しかし、このお題目の功徳の現証は、大聖人だからあらわれたわけではなく、妙法を信じ行ずるすべての人にあらわれるのです。

ご本尊を信じ、お題目を唱えていくところに、病苦の克服、様々な不平・不満の解消、生活上の整い、などが起こっていき、個人・個人が功徳の実感・確信へと変わっていくことと思います。