ひかるにとってこの桜は、なによりも大事なモノでした。家族をつなげている大事なものでした。
だなのに、夢の中では桜の木が大変なことになっていました。
いてもたってもいられなくて、弟のたつやをつれて家を出たのでした。
でも、桜の木までの思い出の道すじは・・・来てみると現実の酷さに愕然としてしまってヒカルの不安をあおるのでした。
ようやくたどり着いた桜がある森の入口にくると、昔を思いだし・・しばし心癒されるのでした。
けれど、この森の中でも自然を汚す若者と出会います。いったい今、桜の木はどうなってしまっているのか・・・。
サクラは走り出しました・・。