あるところに、湖にかこまれたきれいな国がありました。
王子様は、国のきまりでおきさきをもらわなければならない歳をむかえました。
しつじのディエゴをしたがえてお隣のお姫様をもらいに行こうとしました。
手ぶらでは失礼なので、お姫様に髪飾りをプレゼントしようと思いました。
そして、城下町に髪飾りを依頼しにいきました。
そこには、王子様が幼いころにいっつも一緒に遊んでいたアリアがいました。
アリアは今でも王子さまが好きでした。
久しぶりに王子様をみて、喜ぶのもつかのま・・会いにきた理由をつげると落ち込んでしまいますが。
アリアは、お祝いのため・・その髪飾りは私が作ります。
といって、工房の方へこもるのでした。
しかし、そんなアリアの気持ちを自分の野望に利用としつじのディエゴはたくらむのでした。
夜な夜な工房に忍び込み、アリアに言いました。
この呪いの石を取り付ければ、きっと結婚は破談する。
お前は、この結婚を心底祝福しているわけではないのだろう・・と。
そうして、アリアは悪魔のささやきにまけました。
王子様は、そうとは知らずアリアのお礼をいって隣の国へと旅立つのでした・・。